
SIFEの活動を通して地域密着・社会貢献について、その「考え方を考える」ことを学んで欲しい。知識として知っているか否かではなく、その知識を活用する意識付けをさせたい。
さまざまな社会問題に対する強い危機感をきっかけに、高いMotivationから、それを受け止めるSkill、そしてそれを引き伸ばすKnowledgeという論理的な流れを学んだと理解している。
少数であるが、学生はまだまだ鍛えがいがあることを学んだ。
学生の持つ潜在的なMotivationをいかに引き出すことができるか?日本の将来を見据えると、時間はかかるが必ず取り組まなければならないSkillトレーニングで自信を付けさせることが、高いMotivationにつながることを学んだ。
学生の“創造性”“判断力”“行動力”“コミュニケーション能力”といった実践で培われる能力を向上させるような学びを期待しています。SIFEプログラムは、実践的であり、かつ社会貢献を目的としていますので、社会は多くの人と共に生きてこそのものであるという考えを、その活動の中で確実に身につけてもらいたいと思っています。具体的には、多様な価値観をもった多くの社会人と意思疎通を交わしながらプロジェクトを運営していくことで、組織的活動、社会的活動で重視される“協調性”の重要性に気づいて欲しいと考えています。
能力の向上を期待しますが、それ以上に、精神的な部分の成長を最も期待しています。すなわち、「人に対する誠実さ」「物事に対する真摯な気持ち」「物事を推し進める熱情と強い気持ち」の獲得を何よりも期待しています。
大学の学びは、学内での講義を軸に展開されます。SIFEプログラムは、この講義を軸にした学びをよりよくするために、大変効果があると考えます。実践による経験は、理論の習得を飛躍的に効率化します。学生達は、日ごろの大学のカリキュラムでの学びを社会に映しながら理解することができたと思います。
このプログラムの一番大きな意義は、社会的問題解決(つまり、すべての人々に課せられた課題)は、机上での学びだけでは、何も解決しないということを知ることにあると思います。行動しない限り、社会の中では何も動いていかないのだということを学んだと思います。それも自らが行動し、人の協力を仰がなければ、何一つ動かないということ、そして、そのためには、決して利己的であってはならないこと、誠実であること、熱情を持っていること、あきらめないこと、そして人を思いやることが、社会を動かす原動力になることを知ったと思います。
理論、学問は確かに重要ではありますが、世の中はそれだけではないということを知る大変いい機会が、このプログラムで提供されていると考えています。
私自身は、実践的に学生を教育していくことの意味を学んだと思います。その方法については、日々改善している途中にあります。学生主体の学びが如何に効果的であるか、特に気持ちの部分の成長に大きく影響するかを知りました。大変な時間と労力はかかりますが、社会というものに真剣に向き合うことで、得るものは大変大きいと考えます。
SIFEプログラムでは、多くの大学が参加して、それぞれの活動を、集まって成果を報告する場がある。各自の活動の最終的な目標が明確に設定できるという点で評価している。
滋賀大学経済学部の学生の特殊性であるとは思いますが、自分が人から認められていない、あるいは自分はもっとできるはずなのに、それが発揮できない環境にあるというような自己規定をしているためか、自分のもっている潜在性を発揮できない状態であると思います。そのような彼らが彦根の街なかに足を運び、地域住民と語りあうことで感じ取った問題を自分たちで分析し、自分たちの頭で考え、企画を立案し、責任をもってプロジェクトを運営することで、自分たちの持っている潜在力を生かしほしいと思います。しかもそこに大学での学んだことを応用させてほしいと思います。さらには、それを自らのことばで世界に発信できる能力を身につけてほしいと思います。
「お勉強」ではなく、実際の「人」——地域の人もチームの仲間も-と深く関わる事のむずかしさと、同時に、喜びを感じてもらえたと思います。また、自分の大学を支えて下さっている地域の魅力に気づき、そこに自ら出来る限りで貢献したいという気持ちを持ってくれたと思います。
また人にわかってもらえるように「語る」ことの困難さと重要さを学んだと思います。
・彦根という街のもつ魅力とそこに住む人々の屈折したむずかしさ
・学生の力
・学生が目に見えて成長するということ
・大学と地域が協力することの重要さ-大学が彦根という場所にある意味
地域の抱える問題を自分たちで分析し、自分たちの頭で考え、企画を立案し、責任をもってプロジェクトを運営することで、もちろん種々の力が獲得できる。その中で、とりわけ強調したいのは、地域の人との交流の中で、書物やネットでは得ることのできない社会の実際を体験してもらいたいということ。そしてそれを大学での学習とリンクさせてより深い理解に到達してもらいたい。さらに、そこで得たものを世界に発信できる能力を身につけてほしい、ということです。
人とのコミュニケーションの重要性と難しさ。これは、チームで仕事をする上でも、地域の人と種々の交渉をする際にも実感したと思います。
また、プレゼンテーションの作成過程では、自分たちの考えていることを、的確に相手に伝えることの重要性と困難性も大いに学んだことと思います。
社会的責任を自覚した経済人を育成することが「士魂商才」を掲げる滋賀大学経済学部の重要な役割であると考えています。社会貢献、地域貢献的事業等に関心のある学生を組織し、それらの事業を学生の創造性と活力を引き出す方向でサポートを行うという契機をSIFEプログラムが与えてくれました。
本学は、よく地味な大学といわれるのですが、結構意欲的積極的な学生がいることを再認識させられました。そしてこのような学生をエンカレッジするには、その活動が客観的に評価される機会があるということは非常に重要であるということにも気づかされました。体育会系の世界では、記録とか順位は当たり前なのですが、学生の文化系的課外活動にコンテスト的要素をもつものは極めて少なく、特に優勝すれば世界大会に行けるというのは、極めて魅力的です。
また、SIFEプログラムの根底には、「大学が地域の知的拠点であるべきだ」という理念があるように思いますが、これまで教員レベルでは地域社会にそれなりの知的貢献をしてきましたが、さらに学生も知的貢献の一翼を担うべきであり、担えるのであり、そのことが実現できるような道具立てを大学としても地域と協力して作っていなければならないということを実感させられました。
SIFEに限らずゼミナールの学生にも「キャンパスを飛び出せ」と鼓舞しています。複雑な実社会システムの理解、甘えが許されない社会的責任の重さ、コミュニケーションの重要さ、そしてキャンパスで学んだことだけでは歯が立たないことを学び、実学の重要さを理解してほしいと思います。勉学への意欲はそのような必要性と有効性がわかったとき芽生えるものと思っています。つまり、勉強は苦しいことではなく、問題を解決するプロセスとして楽しいことだとわかるはずです。そのことを肌で学んでほしいと思っています。実際、多くの学生がそのことを学んで巣立っています。
上記で述べた希望の通り、実践によりさらなる専門的知識や理論習得の欲求が高まり、興味を持って勉学に取り組めるようになったことが、学生にとって大きな収穫ではないでしょうか。すなわち「理論と実践」はスパイラル状に上昇していくことを学んだと思います。
SIFEプロジェクトを実行するにはマン・パワーが必要です。そしてそれを持続するためには活動主体となる主体性をもった人材の供給が必要です。本学の学生は、生きた学問の修得の場として、嬉々としてプロジェクトに取り組んでくれています。プロジェクト立ち上げ時の「もたつき」に業を煮やしながらも、実施段階では鮮やかにやってのけるパワーに圧巻され、心地よいエネルギーをもらっています。
地方都市は地域活性化に様々なプランを立て、大変立派な報告書を作成しています。しかし、一向にそのプランが実行されません。何故でしょうか? 報告書の多くはコンサルタント会社が作成したものであるからではないでしょうか。
学生のパワーと地域が密着した関係から有効なプロジェクトが実行されることを学びました。学生のパワーをさらに引き出せれば地方を変えられるという確信を得ました。
本学経済学部の教育理念は「士魂商才」です。私は、学生にこれを「理論と実践」と読み替えるように教えています。「士魂」つまり井伊直弼の当時の教養は、今でいう専門知識です。そして「商才」を意味する近江商人の経営理念「三方よし」は、「買い手よし、売り手よし、世間よし」を表します。この理念は私が推進するITを活用したまちづくりにも当てはまります。すなわち、「住んでよし、訪ねてよし、地域よし」と読み替えることができるからです。
学生がキャンパスで学んだ専門知識を地域社会で実践させることが私の教育方針です。本学の教育理念は、SIFEの理念と合致し、そして私の教育方針と合致するため、やりがいのあるプロジェクトとなっています。
特に本学の学生には、自分で考えて行動する自立性と、積極性を学んでほしい。これらは、SIFEプログラム(プロジェクトの活動、日本大会での英語プレゼンテーション)を通じた経験で得られた自信によって裏付けられる。
より詳細には、経営学およびアントレプレナーシップに関する専門知識の応用力、企画提案力、スケジュール管理能力、チームワーク、リーダーシップである。もちろん、英語力の向上も期待している。
まず、「自分たちにもやればできる!有名大学の学生達と同じ土俵で競い合える!」という自信を得た。アイデアを提案することはできるが、それを実行し、実現するためのプロセスを身につけることができた。大学で学んでいる専門知識が、世の中でどのように役立つのかに気づくことができた。
本学の学生は、自信がない、自分を客観的に見られないために消極的なだけで、背中を押してやれば、少しハードルの高いことにもチャレンジできるということを知った。学生のトータルな人間力を向上させるための教育方法の一つを学んだと言える。大学の外に出ることが、学生を成長させることを学んだ。